教育内容
多様な運動遊びをしていることについて
園児からの運動が大切なわけ
運動は脳からのシナプス(脳神経細胞の結びつき)を介して
筋肉に伝わることで成り立ちますが、神経配列は筋肉が動くことで、
神経回路が結びついて完成していきます。
一人の人間には約500の筋肉があり、筋肉を使えば、脳の中でたくさんの神経回路が作られます。
しかし、体を動かさなければ神経回路は未発達のまま。
これらの神経配列は8歳までに約80%が、10歳までにはほぼ100%が完成してしますといわれています。幼児の時期に筋肉を動かして運動することが、脳の発達の面からまいてもいかに大切かがわかります。
子どもの体は0〜3歳までには脚力などの押しを中心とした下半身の
発達が目覚ましく4〜6歳までには胸郭、腕や胸などの上半身7〜10歳で、
それぞれ発達した上半身、下半身の連携を密にすることで
全身の発達がほぼ完成します。
松本短期大学教授 柳澤秋孝『連載えっせいより抜粋』
園内の温度調整について
3歳までにたっぷり汗輪を描き、汗腺の数を増やそう
低体温の子どもが急増しています。平熱が低めの子や朝夕の体温差の激しい子どもは、寝付きが悪く朝の目覚めも爽やかではありません。
起床時の体温が低いと大脳があ活発に機能しません。
体温調節機能の働きを高めるためにも、乳幼児期に暑さや寒さを体験することが不可欠です。
夏の暑さで上がってしまった体温を外へ出す働きは3歳までにたっぷり汗をかく体験をして、汗を出す汗腺を多く開くことで発達します。
保育園では夏場、熱中症を起こさないよ気をつけながら、たくさん汗をかき、泥んこ遊びや、沐浴、プール遊びで涼をとり、エアコンは昼食時や午睡時に利用しています。
一方、冬の寒さが刺激となって汗腺を引き締めます。
園内では過敏なひつ音調整は行わないようにしています。
基本となる運動、学習
マラソン...持久力をつけます。
ダッシュ(30mほど)...身体にバネをつけます。
わたり棒...腕力をつけ、胸郭を広げて肺を強くします。
室内では、おえかきや粘土遊び、文字練習などさまざまな遊びをしています。